鍵山優真が88・91点で首位発進 3度音楽が流れないハプニングも「一番集中できた」

[ 2021年1月22日 21:00 ]

<全国高等学校選手権 フィギュアスケート男子SP>圧巻の演技を見せた鍵山優真(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケート全国高校選手権の第2日が22日に長野市ビッグハットで行われ、男子ショートプログラム(SP)では、全日本選手権3位の鍵山優真(星槎国際高横浜)が88・91点で首位発進した。

 ノーミスで演じ切ったが、後半の3回転半(トリプルアクセル)の踏み切り動作に入った場面で音楽が流れなくなるハプニング。その後のステップ、スピンの際を含め計3回、音楽が途切れた。「曲が止まったけど、一番集中できた」と振り返り「練習してきたので体が覚えていた」とした。

 曲が途切れたため、演技にかかった2分57秒。2分40秒(±10秒)の規定より7秒のオーバータイムとなった。5秒ごとに1点の減点が適用され、2点が引かれた。救済措置を求めるには音楽が途切れた時点、もしくは演技終了時にジャッジに申告する必要があるが、演技を通した。曲が途切れた後から再演技できれば、90点に乗せられる可能性もあっただけに本人は「曲が流れると信じていた。正しい判断をすればよかった」と振り返った。

 優勝したNHK杯や2年連続で3位に入った全日本選手権を経て、全国高校選手権への参戦。初出場Vが懸かるフリーに向けては「全部同じ目標。優勝を目指して来ている」と力強く語った。

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