初出場の本田望結は42・67点「素直に受け止めたい」フィギュア全国高校選手権

[ 2021年1月22日 13:52 ]

<インターハイ フィギュアスケート女子SP>軽やかに舞う本田望結(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケート全国高校選手権の第2日が22日に長野市ビッグハットで行われ、女子ショートプログラム(SP)B組の本田望結(青森山田)は42・67点だった。冒頭の3回転サルコーは着氷が乱れたが、2回転トーループをつけた。続く2回転ルッツは降り、後半の2回転半は両足着氷に。それでも切れのあるステップを見せ、アップテンポの「マイ・ジレンマ」を演じ切った。「今年初の演技というよりは、今季最後という気持ちで臨んだ」とし「素直に受け止めたい。今の自分にとってはこれしかできない」と振り返った。

 昨年まで全国中学で滑ったビッグハットで迎えた初のインターハイ。「全中が終わってこの会場で試合することはないのかなと思っていたので、戻ってこられてよかった」という喜びを演技に乗せたが、納得のいく演技はできなかった。「自分には努力するしか取り柄がないと思ったんですけど、今シーズンはそれすらできなかった」と反省の言葉が口をついた。

 競技と女優業を両立しており、今月にはサッカー全国高校選手権の応援マネジャーを務めた。自身の青森山田高は準優勝を果たし「とても刺激を受けた。同世代の方の頑張りは輝いていて、かっこよかった。皆さんのことを尊敬しました。自分もこうなりたいと思ってもらえるような行動をしていきたい」と振り返る。「もう1度、コーチと家族としっかりこれからのことについて話し合って、もっと上を目指したいと言えるようなところまで持っていかないといけないなと思います」と話した。

 A~C組の3組に分かれる女子SPは23日まで3日間かけて行われ、上位24人が24日のフリーに進む。

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