貴乃花氏 長男・優一氏を勘当!歌手デビューした歌も「聞いてません」元夫人・景子さんの恋は応援

[ 2021年1月22日 05:30 ]

花田優一氏
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 元横綱・貴乃花の貴乃花光司氏(48)が、情報処理トータルサポートのサービス&セキュリティ(株)=SSK=のテレビCMに25日から出演することになり、それに先だってオンライン会見を開いた。その席で実業家と交際中の元夫人の河野景子さん(56)について「幸せになってほしい」と願った。また靴職人で歌手デビューも果たした長男の花田優一氏(25)を勘当していたことも明かした。厳しい言葉は愛を込めた叱咤(しった)のようだった。

 会見はオンラインで行われ、CMに関する以外の質疑応答は当初NGだった。しかし、貴乃花氏は取材陣の意図を察し、実業家のジャッキー・ウー氏(年齢非公表)と交際中の河野さんについて感想を聞かれると、穏やかな表情で口を開いた。

 「だいぶ離れておりますので、離婚したということで、やっぱり幸せに生きてもらいたいなと心から思っております」と元夫人の“熟年の恋”を応援した。現在は3人の子供たちとも離れて暮らしており、自身は独身生活を満喫しているよう。「一人の時間が元々嫌いではないので、自由にマイペースにやっています。居心地は悪くないです」ときっぱり。意中の人は?という質問にも「偽りなく申し上げます。いたってマイペースで、一人で暮らしております」と“アローン”を強調した。

 18年に相撲協会を離れて以降は新たな道に進み、一般社団法人・貴乃花道場を主宰。さらには神奈川歯科大の特任教授も務めるなど精力的に活動を続けている。ただ、コロナ禍で貴乃花道場のイベントは自粛中。「娘(2人)とも会うのを控えていますが、手紙やメールは入ってきています」と話す。その一方で、歌手デビューした優一氏に話が及ぶと、「完全に勘当していますので」と公の席で初めて、2人の関係について静かに話した。

 靴職人の優一氏は、オーダーを受けた靴の製作が納期に間に合わず、何度かクレームを受けたことがある。関係者によると貴乃花氏が、その尻ぬぐいをしたこともあったという。歌を含めマルチに活動する同氏だが、貴乃花氏は以前、出演したテレビ番組で、靴職人に専念してほしいとの趣旨の発言をしたこともある。相撲道を極め大横綱となった父からすれば、腰が据わらない長男の姿に、もどかしい思いがあったのではないか。同氏の歌についても「聞いてません」とサラリと答えた。勘当という言葉には父から子に向けた深い愛と、戒めの気持ちが込められていたようだ。

 ≪SSK起用理由 伝統守る姿が理念と一致≫貴乃花氏は今回のCMでスーツとジャンパー姿の1人2役を演じている。「きちんと台本を作っていただいたのでその役を全うさせていただきました。自然体でできました」と話した。同社は貴乃花氏をCMに起用した意図について「現役時代から変わらない、日本の国技“相撲”を通じて、文化、伝統を継承し、守り続ける貴乃花さんの“守る”姿と“人”を大切にする姿が、SSKが目指す姿と重なる部分があり、オファーさせていただきました」とコメント。25日から関東、関西地区で放送される。

 ≪本紙取材に返事なし≫優一氏は、21日昼、スポニチ本紙の電話取材に対し「マネジャーを通じて、本日夕方までにお返事します」と答えた。しかしその後、回答はなく、電話に出ることもなかった。

 ▽花田優一氏の近況 高校卒業後にイタリアで靴づくりを学び、帰国後は都内に工房を構えて完全オーダーメードで製作している。テレビ番組やラジオなどにも出演し、タレントやコメンテーターとしても活動。19年7月には都内で自身の絵画個展を開催した。同年11月からYouTubeを始めたものの、翌年に「僕は向いていないんじゃないか」と撤退。20年9月には楽曲「純青」で歌手デビュー。今月8日のアルバム発売に合わせて予定していた初ライブが新型コロナの影響で中止になったことを明かしている。

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