大栄翔 連敗阻止で2敗死守!明生に劣勢から土俵際突き落とし 初場所6年連続初Vあるぞ

[ 2021年1月22日 05:30 ]

大相撲初場所12日目 ( 2021年1月21日    両国国技館 )

明生(右)を突き落としで破る大栄翔(撮影・会津 智海)
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 大栄翔が3敗だった明生との一戦を制し、2敗を守った。激しい応酬から劣勢となったが、土俵際の突き落としで勝ち星を2桁に乗せた。大関・正代も竜電を一方的に寄り切って10勝目。大関・朝乃山は関脇・照ノ富士に寄り切られ4敗に後退。これで3敗勢が消え、2差の4敗で朝乃山、照ノ富士、明生、逸ノ城、琴ノ若の5人が追う展開となった。

 最後は勝利への執念。それだけだった。万事休すと思われた土俵際。大栄翔はバランスを崩しながらも左のかいなを明生の体に伸ばし、激しく押し込んだ。左へ回り込んで突き落とし。物言いがつくも自身に上がった軍配は変わらなかった。

 「精いっぱい残りました。諦めずに良かった。拾えたという意味では大きい」。2場所連続で2桁に乗せ、ホッと息をついた。

 前日、土俵際で突き落とされ2敗目を喫し首位に並ばれた。日増しにのしかかる重圧。それでも午前0時には就寝し、いつも通り午前7時に起床。「ぐっすり寝ています」と平常心をキープして決戦の土俵に上がった。

 粘り腰は稽古のたまもので「稽古場から力を抜かずに諦めないようにやっている」。攻防の中で相手に後ろにつかれるピンチもあったが、俊敏な反応で正面に対峙(たいじ)するなど反応の良さが目立った。高田川審判長(元関脇・安芸乃島)も「9割方負けている相撲を拾った、この勝利はでかい」と評価した。

 3敗力士が消え、正代と一騎打ちの様相を呈してきたが、役力士相手に見せた一気に攻め立てる相撲は影を潜める。八角理事長(元横綱・北勝海)も「中日までの相撲を取り戻さないと優勝は見えてこない。この3日間は大変」と指摘する。

 初場所は16年の琴奨菊から5年連続で初優勝力士が誕生した。今年も波乱の嵐が吹き荒れる中、27歳のダークホースは「これから全部勝たないと優勝できない。最後まで一日一番という気持ちは忘れずにやっていきたい」と自身を鼓舞するように締めくくった。

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