横井きな結が61・77点で暫定首位 いとこの田中恒成に刺激 フィギュア全国高校選手権

[ 2021年1月22日 15:19 ]

<インターハイ フィギュアスケート女子SP>首位に立った横井きな結(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケート全国高校選手権の第2日が22日に長野市ビッグハットで行われ、女子ショートプログラム(SP)B組の横井きな結(中京大中京)が61・77点をマーク。2日目を終えて、暫定首位に立った。冒頭の冒頭の3回転ルッツや後半の2連続の3回転トーループなど全てのジャンプで加点を引き出し、スピン、ステップもまとめた。「絶不調の中では全然いい演技だった」と安堵(あんど)の表情だった。

 昨年の大みそかには、いとこであるボクシング3階級制覇の田中恒成のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチをテレビ観戦。井岡一翔との激闘に「負けたけど凄かった」と感じ取るものがあった。試合後にメッセージを送ると「ありがとう。這い上がるぜぃ」と返事をもらった。

 年始には自慢のいとこから、お年玉をもらった。「大切に使わせていただきます」と感謝すると、田中からは「雑に使っていい」と返事が来た。まだ使っていないというが、「世界王者からお年玉をもらえるなんて…」と照れ笑いだった。

 今月中旬に負傷した首の痛みが再発し、小休止を挟んで今大会に臨んでいる。進出が濃厚なフリーでは守りに入らず、大技3回転半(トリプルアクセル)を投入予定。横井は「転倒すると思うけど、諦めずに組み込みたい」とチャレンジャー精神を見せた。
 A~C組の3組に分かれる女子SPは23日まで3日間かけて行われ、上位24人が24日のフリーに進む。

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