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貴景勝 悪夢2連敗で綱獲り絶望的…巻き返し13連勝Vは“前例なし”

[ 2021年1月12日 05:30 ]

大相撲初場所2日目 ( 2021年1月11日    両国国技館 )

大栄翔(右)にはたき込みで敗れる貴景勝(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 綱獲りの大関・貴景勝が大栄翔にはたき込まれて2連敗を喫した。過去に連敗スタートから優勝した例がなくデータ上、初の綱獲りは絶望的となった。カド番の両大関は正代が高安を退け2連勝し、朝乃山は北勝富士を下して初白星を挙げた。

 悪夢の2連敗だ。貴景勝は立ち合いで大栄翔を押し込めず、2発目の当たりも馬力が伝わらなかった。攻めあぐねて後退すると反撃の突っ張りも空転し、はたき込まれた。綱獲りは土俵際に追い込まれ、「切り替えはできているが負けるには理由がある。あと13日間あるので、とりあえず明日集中してやっていきたい」と悔しさをにじませた。

 優勝制度創設後、連敗発進から優勝した例はない。82年夏場所の朝汐、98年春場所の曙、07年春場所の朝青龍が連敗から13連勝したが賜杯は逃した。横綱審議委員会の推薦内規に「2場所連続優勝かそれに準ずる好成績」とあるが、白鵬、鶴竜の両横綱が不在の中、高いハードルが設定されている。連敗スタートはあまりに流れが悪い。

 力強い相撲で優勝した先場所とは別人のような姿に、錦戸審判長(元関脇・水戸泉)は「やっぱり緊張感があると違うんじゃないか。もっと踏み込まないと駄目。押し相撲だから。立ち合いでそれがなかった」と指摘。綱獲りには「うーん。かなり厳しいんじゃないか。後半勝っていけば印象も変わってくる。とりあえず立て直さないと」と巻き返しを期待した。

 勝負どころで過去7勝3敗の大栄翔にも敗れる不調ぶり。いつもの馬力が見られない24歳の大関に八角理事長(元横綱・北勝海)は「仕方ない。切り替えていくしかない」と話した。3日目は激戦必至の北勝富士戦。絶望的な状況からはい上がるためにも貴景勝は「(大事なのは)気持ちじゃないですか」と言葉に力を込めた。

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