ラプターズが2試合連続の1点差負け シアカムがまたシュートを失敗 渡辺に出場機会なし

[ 2021年1月12日 14:49 ]

ゴール下でシュートに持ち込むラプターズのシアカム(AP)
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 NBAは11日に各地で7試合を行い、ラプターズは敵地ポートランド(オレゴン州)でトレイルブレイザーズと対戦。第2Qの中盤で最大17点をリードしたものの、第4Qの終盤に試合をひっくり返されて111―112(前半60―55)で敗れた。ロード4連戦を1勝3敗で終えたラプターズは2勝8敗。ピストンズと並んで勝率はリーグ全体のワーストとなっている。

 ラプターズは第3Q終了時点で10点をリードし、第4Q2分28秒では14点差までに広げたが、9分24秒にデイミアン・リラード(30)に3点シュートを決められて104―107。シアカムのシュートで再度逆転したが、残り1分からの攻防を制することができなかった。

 タイムアウト明けとなった残り9・6秒からのプレーでは、5シーズン通算191試合目で初のトリプルダブル(22得点、13リバウンド、10アシスト)を達成したパスカル・シアカム(26)がディフェンスのスペシャリスト、ロバート・コビントン(30)との1対1から最後の勝負に出たが、ペイント内で放ったシュートはリングに嫌われて失敗。シアカムは同じく1点差で敗れた前日のウォリアーズ戦でも“Go―to―Guy”として最後のオフェンスを任されたが、ジャンプシュートを失敗。2試合連続でチームの期待には応えられかった。

 ラプターズのニック・ナース監督(53)はこの日9選手だけのローテーションにしており、ウォリアーズ戦で9分出場した渡辺雄太(26)の出番はなし。カイル・ラウリー(34)は18得点、この日が27歳の誕生日だったクリス・ブーシェイが5本の3点シュート(試投8本)などで20得点を記録したが、第4Qのチームスコアは25―36と後手に回って敗れ去った。

 なおラプターズは14日と16日に準本拠地となっているタンパ(フロリダ州)でホーネッツと2度対戦する。

 次戦でそのラプターズと顔を合わせるホーネッツはニックスを退けて4連勝を飾ったが、ニックスは3連勝のあと3連敗。ホークスは76ersを退けて連敗を4で阻止したものの、その76ersと、マジックはそれぞれ3連敗となった。

 <11日の結果>
*ウィザーズ(3勝8敗)128―107サンズ(7勝4敗)
*ホーネッツ(6勝5敗)109―88ニックス(5勝6敗)
グリズリーズ(4勝6敗)101―91*キャバリアーズ(5勝6敗)
バックス(7勝4敗)121―99*マジック(6勝5敗)
*ホークス(5勝5敗)112―94 76ers(7勝4敗)
*キングス(5勝6敗)127―122ペイサーズ(6勝4敗)
*トレイルブレイザーズ(6勝4敗)112―111ラプターズ(2勝8敗)
 *はホームチーム

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