NBAでさらに2試合が延期 マーベリクスのクリバーは感染が判明

[ 2021年1月12日 08:38 ]

9日のマジック戦に出場したマーベリクスのクリバー(左=AP)
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 11日にダラス(テキサス州)で行われる予定だったNBAのマーベリクス対ペリカンズ戦と、12日にシカゴ(イリノイ州)で開催される予定だったブルズ対セルティクス戦がともに延期となった。新型コロナウイルスの感染防止対策に伴う措置で、今季のNBAの試合延期は10日にボストン(マサチューセッツ州)で行われる予定だったセルティクス対ヒート戦を含めて計4試合。マーベリクスはすでにジョシュ・リチャードソン(27)ら3選手が感染防止規定によって管理下に置かれていたが、9日のマジック戦に先発出場したドイツ出身のフォワード、マキシー・クリバー(28)が検査で陽性反応を示したためにさらなる濃厚接触者の割り出しが必要になり、ペリカンズとの試合実施に必要な最少選手数(8人)をそろえることができなくなった。

 一方、セルティクスではセンターのロバート・ウィリアムス3世(23)が検査で陽性反応を示し、ジェイソン・テータム(22)、ジェイレン・ブラウン(24)といった主力2人を含む6人が管理下に置かれ、ケンバ・ウォーカー(30)を含む故障者2人を含めて9人が離脱。10日の試合は対戦相手だったヒートの方が8選手をそろえることができずに延期となっていたが、ブルズにも感染者が出ているために、NBA側が試合の実施が困難と見て延期に踏み切ったと見られている。

 なおヒートでは濃厚接触と感染の有無の確認のためにジミー・バトラー(31)、バム・アデバイヨ(23)、ゴラン・ドラギッチ(34)ら7選手が管理下に置かれて最低7日間は戦列を離脱。12日と14日にフィラデルフィア(ペンシルベニア州)で76ersとの2試合が組まれているが、故障者も3人いるため試合ができるかどうかは微妙になっている。さらに遠征先で選手が管理下に置かれたために、ボストンからまだ離れることができない状況。本拠地マイアミのあるフロリダ州では14日連続で新規の感染者が1万人を超えており、周囲を取り巻く環境はきびしくなっている。

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2021年1月12日のニュース