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萩本光威氏 ブレークダウン、サポート力で天理大が圧倒 小松監督の指導力も光った

[ 2021年1月12日 08:54 ]

ラグビー全国大学選手権決勝   天理大55-28早大 ( 2021年1月11日    国立競技場 )

ラグビー元日本代表監督で、関西協会会長の萩本光威氏
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 【萩本光威氏の目】天理大が前半に先制できたのも追加点を奪えたのもターンオーバーが起点だ。勝因はブレークダウンで圧倒できたこと。寄りの速さ、そしてサポート力。そこが全然、早大と違った。一発で倒れず、つかまっても一歩、二歩と前に出る推進力、ドライブする力。鍛え上げた個の力強さを感じた。

 CTBのフィフィタは前半21分に見せたオフロードパスに代表されるように、プレーが実に柔らかい。自ら突破するところ、周りを生かすところ、その見極めも判断も良かった。ハーフ団の素早い仕掛けも光った。

 小松監督以下、コーチ陣の指導力も大きい。早大のメンバー表と見比べても花園で活躍した選手は少ない。4トライを挙げた市川も他大学にいれば、埋もれていたかもしれない。外国人選手を含め、全選手が献身的に機能するまで鍛え上げた小松監督の指導力のたまものだ。選手個々の探究心、努力もそうだが、この指導力があってこそ。天理大ラグビー部一体の勝利だ。

 早大と明大を圧倒的な力差で破った価値ある優勝になった。これを天理大だけの優勝に終わらせたらだめだと感じる。他の大学も学ばないといけない。その手助けを関西協会がしなければならない。 (元日本代表監督、関西協会会長)

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