NBA伝説の名ガードが死去 セルティクスのK・C・ジョーンズ氏 88歳

[ 2020年12月26日 12:01 ]

1988年、セルティクス監督時代のジョーンズ氏(右)。左はキングスの監督だったラッセル氏(AP)
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 NBAセルティクスで1950年代から60年代にかけて主力ポイントガードとして8連覇を達成し、監督としてもファイナルを2度制したK・C・ジョーンズ氏が25日、コネティカット州の介護施設で死去。88歳だった。AP通信によればここ数年、同氏はアルツハイマー病を患っていた。

 ジョーンズ氏はサンフランシスコ大時代の1955年と56年、センターのビル・ラッセルとともにNCAAトーナメント(全米大学選手権)を連覇。1956年のメルボルン五輪では米国代表として金メダルを獲得した。NBAデビューを果たした1958年シーズンからはセルティックス一筋に9季プレー。ラッセルらとともにファイナル8連覇(1959~66年)に貢献した。

 ジョーンズ氏の選手としての通算成績は676試合で7・4得点、4・3アシスト。NCAAと五輪とNBAですべて“頂点”に立った7人のうちの1人で、背番号25は永久欠番となり1989年に殿堂入りを果たした。

 セルティクスの監督としてもラリー・バードらを擁して1984、86年のファイナルを制覇しており、バード氏は「自分が出会った中で最良の人物。彼のためにプレーできたことを誇りに思う」と追悼。今年の11月9日には同じ“V8メンバー”だったフォワードのトミー・ハインソン氏が86歳で死去しており、セルティクスにとっては悲しみが重なる一年となった。 

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