羽生結弦、圧巻SP首位「皆さんの声援を心の中で再生」 振り付け“押し引き”こだわり

[ 2020年12月26日 05:30 ]

フィギュアスケート 全日本選手権第1日 ( 2020年12月25日    長野市ビッグハット )

男子SP、演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子ショートプログラム(SP)で、今季初戦の羽生結弦(26=ANA)が103・53点で首位発進。5年ぶりの全日本制覇へ大きく前進した。

 【羽生に聞く】
 ――今季初戦を終えて。
 「点数的にはいい演技だったとは言えないような内容。しっかり修正しながら明日に向けて頑張りたい」

 ――課題は。
 「テクニカル(技術点)は全然伸ばし切れていない。自分のジャンプは出来栄え(GOE)を取ってナンボ。それがしっかり付けられなかったことは課題」

 ――会場入りした瞬間の感情は。
 「そういえば声が聞こえないんだなっていうようなことを感じたり、逆に皆さんが新プログラムとか新しい衣装を見た時に、あの、掛けてくださった声援だとか。そういうものを心の中で再生しながら、応援を受け止めながら、新しい応援の受け止め方をしていた」

 ――フリーに向けて。
 「まずはしっかりと回復させることが大事だと思います。ただ、凄くいい練習もしてきたと思いますし。まあ実際、点数出ていないですけど。ジャンプとしては、とりあえず降りてはいるので全部。しっかりとまた明日もまとまった演技をしたいなと思います」

 ――振り付けでこだわった点は。
 「“押し引き”みたいなものですかね。いろんなものを加えようとはしていて。ある意味、全部見どころみたいな感じにしようとか思っていた。その中でジャンプとの兼ね合いだったり。あとは皆さんが見ている中で呼吸ができる場所、ほんとに心から乗り切れる、そういう芸術性みたいなものをちょっと考えながら、いろいろ振りを入れていきました」

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