優勝候補の影浦は3回戦負け 試合巧者の羽賀に屈する 柔道全日本選手権

[ 2020年12月26日 15:34 ]

柔道全日本選手権 ( 2020年12月26日    東京・講道館 )

<柔道全日本選手権>3回戦で羽賀(左)に敗れた影浦
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 優勝候補の一角だった東京五輪男子100キロ超級代表補欠の影浦心(25=日本中央競馬会)は、3回戦で16年リオデジャネイロ五輪100キロ級銅メダリストの羽賀龍之介(29=旭化成)に敗れた。

 11月の講道館杯を制し、24年パリ五輪へさらにはずみを付けるはずだった大会で、影浦が東海大の先輩に当たる第一人者に屈した。前日会見で「手が長くてやりづらい印象がある」と相手を警戒していた通り、序盤から組み手争いで劣勢に。得意の担ぎ技も身のこなしの速い羽賀に封じられると、延長3分41秒、3つ目の指導を受け反則負けとなった。

 試合後、影浦は「全てにおいて羽賀選手を下回った。本当に甘かった。何もできなかった」と肩を落とした。パリ五輪に向けても「こんな状態では五輪は夢のまた夢だったと思うので、また頑張りたい」と最後まで声のトーンは上がらなかった。

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2020年12月26日のニュース