医療従事者支援の「九州スリーツアーズ」プロアマ大会開催 倉本会長ら80人参加

[ 2020年12月26日 20:15 ]

九州スリーツアーズプロアマで、アマチュア選手と回る倉本昌弘PGA会長(右)
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 新型コロナウイルス感染症と闘う医療従事者を応援するチャリティー大会「九州スリーツアーズ(佐世保・熊本・福岡)プロアマゴルフ」が2020年12月26日、福岡市東区の福岡カンツリー倶楽部和白コースで倉本昌弘PGA会長をはじめプロ20人とアマチュア60人が参加し18ホール競技で行われた。

 今季、九州で開催予定だったPGA男子シニアツアーは9月の熊本・阿蘇シニア、10月の佐世保シニア、福岡シニアの3競技がコロナ禍のため中止となった。だがその後、感染は拡大して医療現場の逼迫も日を追うごとに強まり、3大会の実行委員会は合同で医療従事者支援のチャリティー大会を催すこととした。

 同大会の谷正明会長(福岡銀行特別顧問)が「3試合は中止になったが、医療従事者を応援し、来年に向けて盛り上げるために何かやろうということになった」と提案。プロ側の倉本昌弘会長も「医療を支えるために少しでも役に立てれば」と快諾し、プロアマ大会が実現した。

 大会はPGAが特別協力競技としてサポート。プロは16年福岡シニア優勝の水巻善典、同18年の鈴木亨、同19年の伊沢利光、17年佐世保シニア優勝の高橋勝成ら3大会の歴代優勝者をはじめとするトップシニア20人と、アマチュア60人が参加して18ホールのプレーを楽しんだ。倉本会長は「寒波が来る前の好天に恵まれ、アマチュアのみなさんにも喜んでいただけたと思う」と満足げ。協賛金や参加アマのチャリティー募金など集まった支援金約240万円は3大会の地元である福岡、熊本両県と佐世保市の医療従事者支援団体に贈られた。

 ○…来季のPGAシニアツアーは6月までの5試合の日程が発表され、その後は未定。だがこの日、倉本会長は「ツアー後半の試合開催も順調に進んでいる。福岡、佐世保もやっていただけると聞いた」と九州での2大会の2年ぶり開催を示唆した。

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2020年12月26日のニュース