無差別で最軽量60キロ級・永山竜樹が1回戦突破の快挙 柔道全日本選手権

[ 2020年12月26日 12:05 ]

柔道全日本選手権 ( 2020年12月26日    東京・講道館 )

<柔道全日本選手権>1回戦で河坂(左)を破った永山竜樹
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 体重無差別で争われる同大会に初出場した男子60キロ級の永山竜樹(24=了徳寺大職)が、1回戦で90キロ級の河坂有希(32=愛媛県警察)を破り、2回戦進出を決めた。男子最軽量級選手による、価値ある1勝となった。

 身長1メートル56と、今大会の出場選手で“最小”の永山は、自身よりも15センチ大きな相手に間合いを取られながらも、序盤から果敢に技を出した。試合は規定の4分間で決まらず、ゴールデンスコアの延長戦に突入。延長38秒、先に指導2となり追い込まれたが、その後も積極的に攻めて同1分58秒には指導2で並んだ。そして同2分11秒、電光石火の小外掛けで有効を奪い勝利。今大会は無観客開催だが、場内の関係者からは大きなどよめきが起きた。

 永山は18、19年世界選手権銅メダリスト。東京五輪代表争いでは東海大の先輩に当たる高藤直寿(パーク24)に敗れたが、実績を買われ補欠に決まっている。3回戦は100キロ級の飯田健太郎(22=国士舘大)と対戦する。

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2020年12月26日のニュース