Bリーグ大阪は延長の末に惜敗 合田主将、2カ月ぶりホーム復帰に「幸せな気持ち」

[ 2020年12月26日 22:04 ]

試合後チームメートとともに整列する合田主将(左から4番目)
Photo By 提供写真

 プロバスケットボール男子・Bリーグの第15節が26日、各地で行われ、西地区4位の大阪は東地区首位の千葉に延長戦の末、98―101で惜敗。今季12敗目(12勝)を喫し、連勝は「3」でストップした。前節のアウエー信州戦で左肩関節脱臼から70日ぶりに復帰していた合田怜主将(27)は、13分11秒の出場で無得点だった。

 接戦を落とし、今季初の4連勝とはならなかった。大阪は最大12点のビハインドを背負ったが、84―87で迎えた第4Q残り10秒で日本代表候補の橋本拓哉(26)が3点シュートを沈め、今季初の延長戦へ。しかし、98―97の延長残り12・6秒で昨季、Bリーグの日本人選手で初の1億円プレーヤーとなった千葉・富樫に決勝のジャンプシュートを許すと、その後もフリースローで加点され、3点差で試合終了。ファウルトラブルにより両軍合わせて4選手が退場になるなど死闘を落とし、竹野明倫ヘッドコーチ代行(35)は「(チームで20もあった)ターンオーバーを無くせば勝てた試合だった。これは僕の責任。選手はよくやってくれた」と、責任を一身に背負った。

 前節の信州戦で戦線復帰した合田は第1Q5分53秒から出場。10月4日の広島戦以来となる本拠地・おおきにアリーナ舞洲での試合に「2カ月ぶりにホームのコートに立てて、幸せな気持ちでプレーできた」と笑顔を見せた。

 10月10日の川崎戦で相手選手と接触した際に左肩関節を脱臼。過去にも2度、同じ箇所を脱臼しており、今年2月には手術も経験している。「普段はあまりへこんだりしないけど、さすがに“もうプロではできないんじゃないか”と思ったこともあった」。それでも、ケガをした翌日に竹野ヘッドコーチ代行から「コーチ陣を助けてほしい」と声をかけられたこともあり、現役続行を決意。今回はメスを入れず、チームに同行しながらリハビリに励んだ。

 この日は13分11秒の出場で無得点に終わった。「自分が思うようなプレーはできず、チームも負けてしまった。もっと状態を上げていかないと」と逆襲を誓った合田主将。エヴェッサの“顔”がようやくコートに帰ってきた。

続きを表示

2020年12月26日のニュース