【羽生結弦、語る フリー編(3)】反省のSP「もっと余裕のある、いかしたものに」

[ 2020年12月26日 22:32 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2020年12月26日    長野市ビッグハット )

<全日本フィギュアスケート選手権第2日>男子フリー、演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子フリーが行われ、14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(ANA)は215・83点をマークし、合計319・36点で5年ぶり5度目の日本一に輝いた。演技後、オンラインでの取材に応じた。

 ――このプログラムで伝えたかったこと
 「自分自身、去年のシーズンで全日本のこともありましたし、グランプリファイナルのことももあったんですけど。なかなか、自分が成長してないんじゃないかなとか。あとは、だんだん闘えなくなっているんじゃないかなとか、そういった思いがあったりとかしてて。闘うの疲れたなって思ったんですよ、一瞬。辞めることはたぶんいつでもできるし。それを望んでいない人もたぶん、応援してくださる方々はたくさんいらっしゃると思うんですけど。ただ、そういった闘いの中で、試合の中で得られる達成感とか、試合があるからこそ、できる、乗り越えることができる苦しみとか、そういったものが、やっぱり好きなんだなってあらためて思っていたのと。あと、上杉謙信公の話なんですけど、まあ、彼の中にある、闘いへの考え方だったり、だけど、そこには美学というか、あとは規制があることへの葛藤だったり、そういったことから最終的に出家されていると思うんですけど。そういった、なんか悟りの境地のようなところまでいった、上杉謙信公の価値観とかとかとちょっとの似ているのかなと。そういったものをリンクさせながら、滑らせていただきました」

 ――振り付けのこだわり
 「全部です。へへへへへへ。どれ1つ欠けても、このプログラムはたぶん、このプログラムはっていうか、まあ、ここ最近、ここ5、6年のシーズンのプログラムに関しては特に、プログラムとして成り立たないと思うので。なによりもジャンプを力なくシームレスに跳べたというのが、一番表現として完成できた良かったとことだと思っています」

 ――連続性は大事な柱か
 「そうですね。だからこそ、昨日みたいな演技に関しては、ちょっと荒削りだと思いますし。やっぱり見せたい気持ちはもちろんあるんですけど、ただ、その中で“ジャンプ跳べたぜ、やっほ~い”みたいな、なんか“うぇ~い”みたいな感じじゃなくて、もっとなんかスマートに、たぶんロビーだったら、もっとスマートに、イギリスのロックなので、なんか、なんていえばいいんだろう。国とかそういうんじゃなくて、もっと余裕があるロックだと思うんですよ。それがまだ表現できていないかなと昨日は思ったんで。もっと余裕のある、いかしたものにしたいなっていうのはちょっと、昨日を終えての反省点です」

 ――来年はどんな姿に
 「とにかく、今回1人で長い間トレーニングしてきて、まあショートはもちろん課題はありましたし、はっきり言って完璧だったなと言える演技ではないですけど。特にきょうに関しては、すごく安心して、自分自身も安心して、また、見ている方々も安心して見られるような、自分本来の演技ができていると思うので。トレーニングしてきたことのやり方だったり、そういったものは間違いなかった。今の体に合っているトレーニングの仕方だったり、成長の仕方ができていると思うので、それをまたさらにブラッシュアップして、またもっと難しいジャンプに挑みながら、ケガもなく過ごしていけたらいいなと思います」

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