東京五輪チケット払い戻しの申し込みは約81万枚 販売済みチケットの約18%に相当

[ 2020年12月3日 15:53 ]

再設置された五輪シンボルの巨大モニュメント
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は3日、新型コロナウイルスの影響で来夏へ延期された東京五輪の販売済みチケットについて、払い戻しの申し込み数が約81万枚だったと公表した。抽選販売されたチケットの総数から、札幌への会場移転により払い戻しとなった男子マラソン分を差し引くと販売済みチケットは約445万枚で、払い戻しはその約18%に相当するという。

 払い戻しは大会延期により観戦ができなくなった購入者を対象に、11月10日から申し込みを受け付け、同30日に締め切られた。返金は今月下旬以降となる。申し込みがあったチケットの種類や金額は非公表。約81万枚という数字が多いか少ないかを問われた組織委の高谷正哲スポークスパーソン(SP)は「8割以上の皆さまが来年の開催を楽しみにしてくださっているものと認識している。ありがたいと思う。楽しみにしている方のためにも、しっかり準備をしたい」と話した。払い戻し分を除くと国内で販売された有効チケットの枚数は約364万枚で、来夏の大会でも原則有効。組織委は「中止や無観客は一切検討していない」としながらも、「観戦機会を提供できなくなった場合は改めて払い戻しの機会をもうける」としている。

 払い戻しされたチケットに関しては「基本的には改めて販売することになる」と高谷SP。再販売はコロナウイルスの感染状況を見極め、観客数の上限などが決められる来春以降になる見通しという。

 なお、東京パラリンピックのチケットについては1日から公式販売サイトで払い戻し受け付けが始まっており、締めきりは21日午前11時59分。返金は来年1月中旬以降となる。

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2020年12月3日のニュース