ウィザーズがウォールをロケッツに放出 ウエストブルックがウィザーズへ移籍

[ 2020年12月3日 10:58 ]

ウィザーズからロケッツにトレードされるジョン・ウォール(AP)
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 八村塁(22)が所属するウィザーズが2日、アキレス腱の断裂で昨季全休となっていたポイントガード(PG)のジョン・ウォール(30)とドラフト1巡目の指名権をロケッツに放出。サンダー時代の2016年から3季連続で「年間トリプルダブル」を達成したPG、ラッセル・ウエストブルック(32)を獲得することで合意した。

 スポーツ専門局のESPNが報じている“電撃トレード”で、2010年のドラフトで全体トップで指名されたウォールはウィザーズで通算573試合に出場して19・0得点、9・2アシストをマークしたものの、2018年12月からプレーしておらず、結局、昨季入団した八村とは一度も試合でプレーすることなくチームを去っていくことになった。

 ウエストブルックはロケッツ移籍初年度の昨季、57試合に出場して27・2得点、7・9リバウンド、8・3アシストをマーク。しかしシーズン終了後、チームの大黒柱でもあるジェームズ・ハーデン(31)同様に移籍を希望していたと伝えられている。

 ウエストブルックはUCLAから2008年のドラフト全体4番目に当時のスーパーソニックス(現サンダー)に指名されてNBA入り。2016年シーズンに31・6得点、10・7リバウンド、10・4アシストを記録し、1961年シーズンのオスカー・ロバートソン(当時ロイヤルズ)以来、NBAでは55シーズンぶり史上2人目となる「年間トリプルダブル」を達成し、その後の2シーズンでも個人記録3部門に2ケタの数字を残していた。

 なお今季の年俸はウエストブルックが4135万8814ドル(約43億円)でウォールは4125万4920ドル(約42億9000万円)とほぼ同額となっている。

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