【しぶこ専属・斎藤大介トレーナーと世界を目指そう(9)】Dの字、時計ポーズ…簡単エクササイズ

[ 2020年12月3日 05:30 ]

両膝をついて後ろにのけぞりDのポーズ
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 今回から<第3段階=男子は11~14歳、女子は10~13歳>で実践してほしいエクササイズを紹介していきます。この年代はゴルフの技術をさらに磨いていくのに適しています。

 (取材協力・コモゴルファーズアカデミー)

 【バランス系エクササイズ(1)】
 1人でできるエクササイズです。自分の身体を自分でコントロールできるようになるためのトレーニングです。

 (1)これは渋野選手も実践しているエクササイズです。両膝をついて後ろにのけぞり、両手で両足のかかとをつかみます。横から見ると身体が「D」の形になります。この形のまま5秒間、静止できたら休んでください。これを3回、繰り返します。

 (2)次に身体でブリッジをつくります。あおむけに寝て5秒の間にゆっくり身体を上げ、5秒間で下ろします。

 (3)次はヘビのようなクネクネの動きです。腕立て伏せのポーズから下半身を左右にひねります。その時、左右の足の内側と外側が地面に密着するようにします。

 (4)次は時計のポーズです。まずは目をつぶってください。両足を肩幅より広く開いて前かがみになり、左手を真下、右手を真上に向けて「6時」のポーズをつくります。次に「6時10分」、ドライバーショットの構えに似た「3時」と「9時」のポーズもつくってみましょう。きちんとイメージ通りのポーズができているか、毎回、目を開けて鏡の前でチェックしましょう。

 (5)次は時計のポーズの応用編です。片足で立ち、両手を合わせて「5時」と「7時」の間をできるだけ速く動かしてみましょう。

 (6)次も片足で立ち、両手を合わせて「9時」と「3時」の間を動かします。ただし、今度はゆっくりとです。「9時」でいったん、静止して「3時」の位置に戻す。「3時」の位置でも同様に静止してください。

 (7)最後にテニスボールくらいの大きさのボールを3個用意してください。これを身体の前に、横に並べます。片足で立ち、手で3個のボールに順番にタッチしてみましょう(同(3))。ゆっくり10回ずつタッチできたら逆の手、逆の足でもやってみましょう。

 比較的身体の柔らかいジュニアが実践する分には特に問題はないと思いますが、身体の硬い大人が実践する際は筋肉や関節を痛める危険性があるので注意してください。

 ◆斎藤 大介(さいとう・だいすけ)柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の3つの国家資格を持つ。男子ゴルフの片山晋呉にトレーナーとして帯同し、ゴルフに目覚める。14年から海外で研さんを積んで独立。16年から米女子ツアーに拠点を移し、リディア・コ、李晶恩(イジョンウン)ら海外メジャー優勝者のトレーニングを手掛ける。19年11月から渋野日向子を担当。自身のインスタグラム(golf_fit_japan)でも渋野らとのエクササイズ動画を公開。ジュニア向けの育成メニュー作成やオンライン相談も開始。インスタのプロフィルから斎藤トレーナー本人に問い合わせも可能。

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