【全豪OP】大坂なおみ 3回戦進出も相手が“激怒”不満吐き出し不穏ムードに会場騒然「カモン!」が要因

[ 2026年1月22日 19:12 ]

試合後、大坂(右)に声を掛けられたチルステアは厳しい表情で言葉を投げかける(AP)
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 テニスの全豪オープンは22日、メルボルンで男女シングルスが行われ、2021年以来5年ぶり3度目の大会制覇を目指す世界ランキング17位の大坂なおみ(28=フリー)は女子2回戦で同41位のソラナ・チルステア(35=ルーマニア)と対戦。強烈なラリー戦となった試合は6―3、4―6、6―2で大坂が制し3回戦進出を決めた。次戦は同168位のマディソン・イングリス(28=オーストラリア)と対戦する。

 2回戦でも、今度はマーガレット・コート・アリーナの観衆を沸かせた。この日は、ウエディングドレスのような白の長いベールと白ハットは着用せず。シンプルなクラゲウエアで入場した。スタンドには白いベールと蝶が付いたハット姿のファンの姿も。大坂がコート上に姿を現すとスマートフォンのカメラを持った観客から大歓声が巻き起こった。

 試合は、いきなり第1ゲームでブレークを許す展開となったが、第4ゲームでブレークバック。第7ゲームはポイントを先行されるも強烈なフォアが決まりだしキープした。勢いそのまま、第8ゲームをラブゲームでブレーク。第9ゲームの最後はセンターへの強烈なサービスエースを決め6―3で先取した。

 第2セットは、第2ゲームをブレークされる初戦と似た展開も、第3ゲームですぐさまブレークバック。強烈なフォアハンドが武器のチルステアに一歩も引かず、息詰まるラリーの応酬にスタンドが騒然となる場面もあった。第5ゲーム以降キープが続き迎えた第10ゲームで大坂がサービスゲームを落とし、初戦に続き最終セットの勝負はもつれ込んだ。

 気持ちを切り替えて臨んだ第3セットは、いきなり第1ゲームをブレーク。第3ゲームを終え2―1としたところで大坂がメディカルタイムアウトを取った。約6分後に戻って来た大坂は第4ゲームをラブゲームでキープ。第6ゲームは2つのブレークポイントをしのぎ「カモ~ン!」と雄叫び。この試合、何度か大坂と審判にイラ立つ場面のあったチルステアに対し、うまく感情をコントロールした大坂が第7ゲームもブレーク。ミスショットは相手の倍近くあったが、大坂らしく勝負どころでギアを上げ勝ち切った。

 しかし、中継カメラが2人を追う中で、試合終了直後にコート上に不穏な空気が漂った。ネット越しのあいさつで軽く握手を交わすだけで目線を合わせないチルステアに違和感を覚えた大坂が言葉をかけると、少し強い口調で「あなたはフェアプレーとは何かを知らないのよ…こんなに長くプレーしてきたのに、フェアプレーとは何かも分からないなんて!」などと言い放った。その言葉を聞いた大坂の表情が曇る。会場が2人の“言い合い”に騒然となる中、勝利したにもかかわらず大坂は厳しい表情のまま。少し笑みを浮かべ声援に手を振り会場を後にしたチルステアとは対照的に、大坂は表情を曇らせたままコート上での勝利インタビューに。タフな試合を振り返り「どうやら、たくさんの“カモン!”が必要だったみたい。彼女はそれ(カモンの声)に少し腹を立てていたようですけど…」と肩をすくめた。

 インタビュアーから「ファーストサーブとセカンドサーブの間に、あなたが“カモン!”と自分を奮い立たせている声が聞こえると、彼女が審判に抗議していましたね。それが問題だったのでしょうか」と問い掛けられると「そうみたいですね。でも…直接私に言ってくれればよかったのに。彼女はいい選手ですし、これが(35歳の)彼女にとってはもしかしたら最後の全豪オープンになるかもしれないので…怒らせてしまったなら申し訳ないです」と好ゲームにも関わらず、後味の悪い結果となり残念そうな表情を見せた。実際、最終セット第7ゲームにサーブのチルステアが審判に抗議していた。審判はセカンドサーブを打つ前だから問題ないと説明。結果的に大坂はこのゲームをブレークし勝利を決定づけた。

 ▼チルステア (試合後のやりとりについて聞かれ)ただ話をしただけ。その内容は重要なことではない。いい試合だったし、終盤にかけて彼女が上回っていた。

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