新型コロナ余波で卓球アジア杯延期 伊藤美誠、練習に専念「対応力を身につけたい」

[ 2020年2月5日 05:30 ]

卓球・伊藤美誠
Photo By スポニチ

 卓球のドイツオープンから帰国した東京五輪女子代表の伊藤美誠(19=スターツ)が4日、関西国際空港で取材に応じた。新型コロナウイルスの影響でアジアカップ(中国海南省)が延期になり、2月の残り試合はハンガリーオープンのみになった。トップ選手が出るビッグマッチが流れた分、「練習ができる月だと思う。いろんなタイプと練習して対応力を身につけたい」と、強化月間にする計画を明かした。

 練習漬けは、今季の国際大会初戦が8強だったことも関係している。リオ五輪金の丁寧(中国)に敗戦。昨季まで若手に押されていた実力者が、五輪イヤーを迎えて本気になったと感じた。「体が締まって、卓球が変わってきている。早い卓球に対応している」。自分も変わらなければ、という思いが強い。

 東京五輪でも組む水谷との混合は、準優勝だった。「彼女を驚かせる新技を準備したい」という宣言は、次回以降に持ち越されたようで「待ってます。いつか出るのを」と冗談交じりに歓迎した。11歳下の“姉さん女房”が引っ張っていく。

続きを表示

2020年2月5日のニュース