ラプターズが8連勝 ホークスの81点目は“コービー・カラー” 14年前の快挙を追悼

[ 2020年1月29日 16:56 ]

ラプターズ対ホークス戦の試合前に営まれたブライアント氏の追悼セレモニー(AP)
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 NBAは28日、各地で8試合を行い、昨季のファイナルを制したラプターズは地元トロントでホークスを130―114(前半68―56)で下して33勝14敗。8連勝を飾って東地区全体2位の座を確保している。

 球宴初先発が決まっているパスカル・シアカム(25)とベンチから出たサージ・イバカ(30)がいずれも24得点をマーク。ガードのカイル・ラウリー(33)は12得点と11アシストを記録し、ラプターズ在籍7季目で積み上げたアシスト数は3772となって、ホセ・カルデロンが保持していたチーム最多記録(3770)を更新した。

 一方、今季限りでの引退を表明しているホークスのビンス・カーター(43)はこれが1522試合目。ダーク・ノビツキー(元マーベリクス)と並んで出場試合数は歴代3位となった。

 この試合の第3Q残り2分36秒、ホークスのトレイ・ヤング(21)がゴール下でシュートを決めてチーム81点目を記録した際、電光掲示板の得点を示す数字はレイカーズ・カラーの紫色。これはヘリコプター墜落で死去した故コービー・ブライアント氏(元レイカーズ)が、2006年1月22日にラプターズの本拠地「エア・カナダ・センター(現スコシアバンク・アリーナ)」で自己最多の81得点(NBA歴代2位)を記録したことに対して敬意を示したもので、ホームのラプターズが81点目を飛び越えて82点目を記録してしまったために、ホークスがその役割を担った。

 ドラフト全体トップで指名されたペリカンズの怪物フォワード、ザイオン・ウィリアムソン(19)は敵地クリーブランドでのキャバリアーズ戦で30分出場して14得点と9リバウンドをマーク。デビュー4戦での成績は2勝2敗となった。

 ロサンゼルスで開催予定だったレイカーズ対クリッパーズ戦は、ブライアント氏死去の衝撃が大きいために延期。それでも本拠地「ステイプルズ・センター」には大勢のファンが集まり、花束などをアリーナ前にささげていた。

 ウィザーズの次戦相手となるホーネッツはニックスに勝って連敗を8で阻止。グリズリーズはナゲッツを退けて3連勝を飾ったが、ベンチ入りした渡辺雄太(25)に出場機会はなかった。

 <28日の結果>

*ホーネッツ(16勝31敗)97―92ニックス(13勝35敗)
*76ers(31勝17敗)115―104ウォリアーズ(10勝38敗)
ペリカンズ(19勝29敗)125―111*キャバリアーズ(13勝35敗)
*ラプターズ(33勝14敗)130―114ホークス(12勝36敗)
*バックス(41勝6敗)151―131ウィザーズ(15勝31敗)
*グリズリーズ(23勝24敗)104―96ナゲッツ(32勝15敗)
セルティクス(31勝15敗)109―101*ヒート(32勝15敗)
サンズ(20勝27敗)133―104*マーベリクス(29勝18敗)

 *はホームチーム

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