【女子ゴルフ】河本結 国内メジャー初V「黄金世代」5人目制覇 支えてくれた母へ「大好き 愛してる」

[ 2026年5月11日 04:45 ]

女子ゴルフツアーワールド・サロンパス・カップ最終日 ( 2026年5月10日    茨城県 茨城GC西C=6718ヤード、パー72 )

<ワールド・サロンパス・カップ 最終日> 優勝した河本は弟の河本力と喜びあう(撮影・西川祐介)  
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 首位と1打差の2位から出た河本結(27=RICOH)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバーで逆転し、国内メジャー初優勝を飾った。昨年10月のスタンレー・レディースホンダ以来のツアー通算5勝目。1998年度生まれの「黄金世代」では5人目のメジャー制覇で、今季の目標に掲げる年間女王獲得に向け弾みをつけた。

 河本が念願だったメジャータイトルを手にした。強風、高速グリーン、深いラフ――。優勝スコアが通算1オーバーという過酷な戦いを制し、「体も心もフル回転させて戦った4日間だった。バーディーを取りたい欲を抑えながら目の前の一打をどこに運ぶかに全集中した」と胸を張った。

 母の日を意識したピンクのリボンで髪を結び、1打差を追い掛けてスタート。トップタイで迎えた17番パー5では、残り86ヤードからの第3打を58度のウエッジでピン30センチへ。スーパーショットで値千金のバーディーを奪い混戦を制した。応援に駆けつけていた母・美由紀さんと抱き合い「裕福な家庭ではないのに貯金を切り崩してゴルフをやらせてくれた。大好きで愛している」と感謝を口にした。

 米国が主戦場の畑岡奈紗や渋野日向子らと同じ1998年度生まれの「黄金世代」の一人。かつて自身も海を渡り挑戦したが、適応できず国内ツアーに復帰した。不振からメンタルトレーニングや私生活の改善に取り組み、2024年に復活優勝。昨年は2勝を挙げ、自己最高の年間ランキング3位と飛躍した。

 今季の目標は年間女王。タイトル獲得に向け、元々フェードヒッターで左サイドのピンを狙うのが苦手だったため「球をつかまえて左ピンをドローで狙えるスイング」とスイングを改造。食生活も見直した。遠征中は外食を控えてIHコンロ、フライパンを宿舎に持ち込み、アスリートフードマイスターを持つマネジャーに調理を依頼。「サラダをメインで作ってもらっている」と明かしたように、ストイックな生活もメジャー制覇につながった。

 結婚などプライベートの充実にも関心はあるが「(今は)ゴルフが彼氏」と言い切る27歳。「自分のライフプランの中で一番大きな目標。そこに行くために、何が最善かを考えてゴルフと向き合っていく」と、満を持して初の年間女王を目指す。

 ◇河本 結(かわもと・ゆい)1998年(平10)8月29日生まれ、松山市出身の27歳。5歳の時、父・由一さん、母・美由紀さんの影響でゴルフを始める。日体大卒。18年プロテスト合格。19年アクサ・レディースでツアー初優勝。20年米ツアーに参戦も約1年半で撤退し、21年5月から再び日本ツアーを主戦場に。24年NEC軽井沢72で5年ぶりの復活優勝。25年は2勝を挙げメルセデスランク3位。1メートル63、58キロ。

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