渋野 最多4冠“スマイル”ラッシュ!五輪イヤーの来季も「ゴゴゴゴーですね!」

[ 2019年12月19日 05:30 ]

<LPGAアワード2019>年間最優秀選手賞など4冠に輝いた渋野日向子はマネジャーのカメラに向かって笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の年間表彰式「LPGAアワード2019」が18日、都内のホテルで行われ、渋野日向子(21=RSK山陽放送)がメルセデス年間最優秀選手賞など最多4冠に輝いた。8月にAIG全英女子オープンを制し、一躍時の人となった1年を物語る表彰ラッシュ。年間最優秀選手賞の獲得ポイント「555・5」になぞらえた“しぶこ節”で、来年の活躍も誓った。

 今季のツアー優勝者が一堂に会したLPGAアワード。最もスポットライトを浴びたのは、やはり渋野だった。スパンコールがちりばめられた黒地のドレスに、ピンク色のリップとネイルで着飾った21歳が表彰で壇上に呼ばれること、実に4度。そのたびに大きな拍手が湧き起こった。

 「1回で全部渡してほしかったです…何回も上がるには恥ずかしくって」と照れ笑いを浮かべ「いつかは立ちたかった場所に立つことができて、本当にありがたい。それだけのことをしたんだなと改めて実感しました」

 8月にAIG全英女子オープンで初出場初優勝。スマイリングシンデレラとして時の人となった。その後も勝利を重ね、今季計5勝。賞金女王こそ逃したが、総合的な活躍を評価するメルセデス年間最優秀選手賞を獲得した。ドレスのテーマは「宇宙系。宇宙に羽ばたこうと…ウソです!」。フィーバーを象徴する表彰式となった。

 4冠に輝いたこの日、NHKの紅白歌合戦のゲスト審査員に決まったことも発表された。また、博報堂DYメディアパートナーズのアスリートイメージ評価調査でも“今年活躍した部門”で1位に選出された。「今年頑張って良かった」と喜びをかみしめた。

 年間最優秀選手賞に輝いた今季の獲得ポイントはくしくも「555・5ポイント」。そのことを伝え聞くと「知らなかった。来季は東京五輪を目指して頑張りたい。来年もゴゴゴゴーですね!」と笑いを誘った。2020年、勢いそのままに走り続ける。

 ▽メルセデス・ランキング 年間を通じての総合的な活躍度を評価するランキングで、ツアー競技各大会での成績、出場の各ポイントの合計で順位を決める。成績ポイントは各大会の上位20人に順位に応じて配分され、公式戦(メジャー)は2倍、公式戦以外の4日間競技は1.5倍にして加算する。出場ポイントは1ラウンド出場を1ポイントとして加算される。合計ポイントが同じ場合は、成績ポイント上位者が上位。なお、来季からは海外メジャーの成績も反映されるなど集計方法が変更され、上位50人には次シーズンのシード権が付与される。

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