紀平梨花、3回転半失敗も首位「何があっても入れる」フリーで4回転サルコー決める

[ 2019年12月19日 21:43 ]

フィギュアスケート・全日本選手権第1日 ( 2019年12月19日    東京・国立代々木競技場 )

フィギュア全日本選手権 女子SP、演技をする紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
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 女子ショートプログラム(SP)で初優勝を狙う紀平梨花(関大KFSC)は、73・98点で首位発進となった。

 冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の着氷でバランスを崩した。SP5位だった昨年大会に比べて今大会は良好なコンディションで臨みながら、得点源のジャンプでミス。「理由が思いつかないくらい」とし、「アクセルがすごく悔しい」と唇を噛みしめた。

 第4グループ1番目の滑走。「久しぶりなのか初めてなのか、経験がなかったのも理由かな」。6分間練習直後の出番で、練習を振り返る時間を持てなかったことも本番に影響したが、ライバルも得点を伸ばせずに首位に立った。

 GPファイナルで初めて挑戦して転倒した4回転サルコーに、21日のフリーで再び挑む。「今のところ何があっても入れるつもり。4回転を入れたプログラムもいい状態で持ってこられた」。強い気持ちで大技を決め、初の日本一に輝く。

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