坂本花織 3位発進に複雑 笑顔で演技終えるも「慎重にいきすぎた」

[ 2019年12月19日 22:23 ]

フィギュアスケート全日本選手権第1日 ( 2019年12月19日    東京・国立代々木競技場 )

フィギュア全日本選手権 女子SP、演技を終えガッツポーズをする坂本花織(撮影・小海途 良幹)
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 女子ショートプログラムが行われ、昨年女王の坂本花織(19=シスメックス)は69・95点で3位発進となった。冒頭のフリップ―トーループの連続ジャンプでは後半のトーループが回転不足の判定。観客から手拍子を受けながら、ダブルアクセル、3回転ループは成功。鮮やかな赤い衣装でアップテンポな「ノールーツ」を笑顔で演じ終えたが、70点を下回った。

 昨年は2位発進だが、今大会は3位の位置から逆転での連覇を狙う。「ミスなくまとめようと思ったが、スピードが出なかった。凄い慎重にいきすぎた」と振り返る。今季はGPファイナル出場を逃したため試合間隔が空いたが、気持ちを切り替えて滑り込んできた。フリーは映画「マトリックス」だ。「ベストな状態で終わりたい。作り上げてきたマトリックスを最後まで滑りきりたい」と必死に前を向いた。

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