優作、首位発進 世界の経験武器に5バーディー65「リズムつくれた」

[ 2019年11月15日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ第1日 ( 2019年11月14日    静岡県 太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70 )

経験を生かして首位発進!!5番、富士山に向かってティーショットを放つ宮里(撮影・西尾 大助)
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 17年賞金王の宮里優作(39=フリー)が5バーディー、ボギーなしの65をマークし、朴相賢(パクサンヒョン)(36=韓国)、ブレンダン・ジョーンズ(44=オーストラリア)と並んで首位発進した。欧州ツアーを主戦場としており、今大会が国内ツアー2戦目。海外で培った経験を武器に、ツアー通算8勝目を目指す。石川遼(28=CASIO)は7オーバーの74位と出遅れた。

 全83選手のうちアンダーパーは14選手とスコアが伸び悩む中、宮里が首位に立った。5バーディー、ボギーなし。「パットが良かったですね。タッチが合っていたし全体的に安定していたと思います」と静かにうなずいた。

 前半のインで伸ばした。10番で7メートルを決めたバーディーを皮切りに、13番で6メートル、15番では再び7メートルを沈めてバーディー。「リズムをつくれた」と数少ないチャンスを逃さなかった。好スコアにつながったのがパターの選択。世界のさまざまな種類の芝で戦ってきた経験を生かし「ロフトがあるのと、ないのを打ち比べた」。一般的なロフト角は3~3・5度。転がりにくくなる6度のパターを選択したことで高速グリーンでタッチを合わせることができた。

 18年から欧州ツアーに主戦場を移した。今季は腰痛などの影響で賞金レースで170位に沈むが、あくまでも欧州を念頭に置いているという。今年で39歳。年齢による衰えは「感じたくないし、フタしています」と笑い飛ばす。世界を舞台に戦ってきた経験を武器に、富士の麓で大会初の頂上を目指す。

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