坂井聖人 世界王者ミラクとの合同合宿で刺激「もっと我が儘になってもいい」

[ 2019年11月15日 16:09 ]

郡山で合同合宿中の坂井聖人(左)とミラク
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 16年リオデジャネイロ五輪男子200メートルバタフライ銀メダリストの坂井聖人(24)が15日、福島県郡山市内での合宿を公開した。7月の世界選手権(韓国・光州)の200メートルバタフライで1分50秒73の世界新記録で優勝したクリシュトフ・ミラク(19=ハンガリー)らとの合同合宿。マイケル・フェルプス(34=米国)の記録を0秒78更新した“怪物”を目の当たりにし「19歳とは思えないオーラがある。ミラクとコーチとの関係を見ていて、自分ももっと我が儘(まま)になっていいんじゃないかと思った」との感想を口にした。

 ミラクはこの日、日本報道陣に対応予定だったが、体調不良を理由に拒否。コーチからの説得にも首を縦に振らず、坂井との写真撮影のみに応じた。練習中もコーチに対して自分の意見をぶつける場面が多く、坂井は「自分は言えないタイプだけど、もやもやしているよりは、言った方が自分の考えを理解してもらえる」と今後は師事する奥野景介コーチ(53)と積極的に意見交換する方針を示した。右肩痛の影響もあり2年連続で日本代表落ちする苦しい状況の中、19歳の世界王者から受けた刺激を復活の足掛かりにしたい。

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2019年11月15日のニュース