照ノ富士、初顔に3連勝で勝ち越し王手「やることはやってきたので自信を持って」

[ 2019年11月15日 15:25 ]

大相撲九州場所6日目 ( 2019年11月15日    福岡国際センター )

 元大関で西幕下10枚目の照ノ富士(27=伊勢ケ浜部屋)が3戦全勝とした。東幕下14枚目の荒篤山(25=荒汐部屋)の突き、押しを受けてなかなかつかまえきれなかったが、しっかりと対応。右喉輪を外して横向きにして送り出しで退けた。「押されることはまずないと思ったから自信を持ってやった」と落ち着いた取り口で勝ち越しまであと1勝とした。

 序二段から幕下上位まで番付を戻してきても、初対戦の力士が多い。今場所は3番とも初顔合わせ。相手の特徴は「ビデオで見るくらい」で、この日は「下から下からの感覚で取った」というように、自分の相撲に徹しきることだけを考えている。

 慢性的な負傷を抱えている両膝は分厚いサポーターが欠かせないが「やることはやってきたので自信を持ってやるだけ」と取組中は気にならない。7戦全勝なら関取復帰が確実となる番付にも「できたらうれしいけど、できなかったら次の場所と思って臨んでますから」と過度の意識はない。「残り4番、しっかり相撲を取って終わらせたい」と一番一番に集中していく考えだ。

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2019年11月15日のニュース