大鵬の孫・夢道鵬 黒星デビューに唇かむ「ふがいない」

[ 2019年11月12日 10:24 ]

大相撲九州場所3日目 ( 2019年11月12日    福岡国際センター )

<相撲、九州場所2日目>前相撲で二本柳に敗れる夢道鵬(撮影・中村達也)
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 前相撲が始まり、今場所の新弟子検査で合格した元横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の四男の夢道鵬(18=大嶽部屋)が黒星デビューとなった。埼玉栄高の1学年先輩で同じく今場所の新弟子検査で合格した二本柳(19=阿武松部屋)との一番は、頭を付け合う体勢から上体を起こされて横向きになり、最後は押し出された。

 「高校時代からあまり勝てなかった」という先輩に対し、「当たってから動いて」という相撲を目指したが「体が思ったように動かなかった」とイメージ通りにはならなかった。自分から攻められず「ふがいないですね」と唇をかんだ。

 夢道鵬のしこ名は祖父の好きな言葉だった「夢」と、「大鵬」のしこ名から1字取った。初土俵を前に、前日は兄で幕下の納谷から「頑張れよ」と激励された。師匠の大嶽親方(元十両・大竜)からも「一生懸命頑張れよ」と言われたという。大鵬の孫として注目されることは「うれしい」というものの、悔しい結果に複雑な表情だった。

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2019年11月12日のニュース