納谷 富栄を下し1勝1敗 弟の夢道鵬は黒星デビューも「しっかり当たっていけたから良かった」

[ 2019年11月12日 15:18 ]

<相撲、九州場所2日目>納谷は寄り切りで芝に敗れる(撮影・中村達也)
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 大相撲九州場所3日目(2019年11月12日 福岡国際センター)

 東幕下7枚目の納谷(19=大嶽部屋)が富栄(27=伊勢ケ浜部屋)を突き出して1勝1敗とした。突いて立ち、回り込もうとする富栄を追って土俵1周余り。一度はいなされて重心が崩れたが再度突いて勝ち切った。

 「引いたら絶対についてくると思った。我慢できて良かった」。落ち着いた口調で振り返った納谷は、「重心を足に残すイメージで」と手先だけで突く「上突っ張り」にならないよう注意。突っ張りの基本を意識しながらの取り口に手応えも感じていた。

 今場所の新弟子検査で合格した元横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の四男でもある弟の夢道鵬(18=大嶽部屋)がこの日の前相撲で黒星デビューとなった。前夜話した際は「本人が緊張してないと話していた」と振り返り、黒星デビューについては「しっかり当たっていけたから良かったのでは?」と評価していた。

 実の弟で部屋でも弟弟子。母校が同じ埼玉栄でもあることから当時から兄弟ながら敬語を使われたという。卒業後、「もういいよ」と夢道鵬に敬語からの“卒業”も持ち掛けたが変わらず「敬語を使ってくる」と苦笑い。「勝ったかな?負けたかな?くらいで刺激を受けることは特にない」と話すが、その動向から目が離せない様子だった。

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2019年11月12日のニュース