ラグビー日本代表・中村 W杯中に円形脱毛症…緊張なしも「体は正直」

[ 2019年11月12日 05:30 ]

W杯を振り返り、円形脱毛症になっていたことを明かした中村
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 2日に閉幕したラグビーW杯で8強入りに貢献したCTB中村亮土(サントリー)が11日、都内で取材に応じ「W杯は非常に楽しかった。自分を信じ、一緒に合宿を乗り越えたチームを信じ、疑いなくやれた」と充足感をにじませた。

 リーダー陣の一人としてジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチから信頼され、春頃には「ビルから一緒に飛び降りられるやつと最後はやる。おまえたちもそういう覚悟でやれ」と伝えられ、チームの結束や覚悟は固まったという。

 「緊張はなかった」と心境を振り返る一方、期間中には円形脱毛症になり、「体は正直」と話した。プロが大部分を占めるようになった代表では珍しい社員選手だが、「始めたこと(仕事)を中途半端に終わらせたくない」と今後も“ラ業両立”を宣言した。

 ≪北出「4年後は主力として」≫W杯初選出も大会出場はなかったフッカー北出(サントリー)は「あの雰囲気の中で、出場したい意欲がどんどん強くなった。4年後は主力として出たい」と23年フランス大会を目指す意向を示した。「セットプレーは継続して強くならないと。フィジカルはもっと上げたい」と個人的な課題も明確。中村同様、現在は社員選手だが「選択肢にある。もう少し考えたい」とプロ転向で退路を断つ可能性も示した。

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