オタゴ加入の立川理道 運命に抗う苦悩と決意「代表に戻りたい」

[ 2019年8月4日 21:22 ]

CTB立川理道
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 ラグビーのトップリーグ、クボタの元日本代表CTB立川理道(29)が、東芝を31―24で下したトップリーグ杯準決勝後に取材に応じた。

 大会後の14日から9月17日まで、ニュージーランド国内選手権「マイター10カップ」に出場するオタゴに加入する。日本代表に招集された場合は代表を優先する契約。前回W杯メンバーの立川は「カップ戦が終わるとチームは1カ月くらいW杯前までオフになってしまう。その間、1人で活動もできますけど、それよりも試合だったり、違うところでプレーすることはプラスになる」と語った。

 日の丸への思いが、立川を突き動かす。6月に発表された日本代表メンバーのリストには、立川の名前はなかった。「正直、心が折れかけた」。それでも、ともに戦ってきた仲間たちの活躍が刺激になる。日本はフィジー、トンガに2連勝。「昨日の試合も見た。仕上がりが凄くいい。トンガ、フィジーに対して普通に勝つのは強さは本物だと思う」。そう語る立川は「日本代表がハードなトレーニングをして、結果として表れていることが自分へのモチベーションになっている。代表に戻りたい、また呼んでもらえるような状態をつくっていきたい気持ちが強かったので(オタゴに)行くことを決めた」と胸中を明かした。

 ラグビー大国ニュージーランドのオタゴには、日本代表のジェイミー・ジョセフHC、トニーブラウンコーチが指揮したスーパーラグビー・ハイランダーズがある。全ての情報が伝わりやすい環境だ。「練習態度もそうですし。自分の行動だったり、いいことも悪いことも伝わりやすい。そこは短い時間ですけど、前向きに楽しみたい」。自らの努力、そして結果が代表コーチ陣に届くと信じている。

 同じく日本代表から外れた前回W杯メンバーのWTB山田章仁(34=NTTコム)は、フランス1部リーグ・トップ14のリヨンに期限付き移籍する。立川と山田は落選後も連絡を取り合う。それぞれが代表へ返り咲く道を模索し、決断した。「頑張ろう、と話をしている。お互い諦めずに最後まで行きたい」。別々のルートから日の丸での再会を誓っている。

 立川はなぜ、ここまで運命に抗い続けるのか。自分の活動が、代表メンバーにも刺激を与えられると信じるからだ。「今は外側の人間ですけど、力になれるような活動をしたい」。自らを奮い立たせている。まずは10日に神戸製鋼とのトップリーグ杯決勝がある。「タイトルを獲りたい」。立川は感覚を研ぎ澄ませ続ける。日本代表から再び声が掛かる、その時のために。

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