19歳古江 3位浮上、奈紗以来の日本人5人目アマV視界

[ 2019年8月4日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 大東建託いい部屋ネット・レディース第3日 ( 2019年8月3日    山梨県南都留郡鳴沢村 鳴沢GC=6605ヤード、パー72 )

大東建託いい部屋ネット・レディース第3日 通算9アンダーで3位に並んだ古江
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 日没サスペンデッドで持ち越した第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われた。11位で出たアマチュアの古江彩佳(19)が67と追い上げ、通算9アンダーで首位に2打差の3位につけた。最終日は16年日本女子オープンの畑岡奈紗以来となる、日本人5人目のアマチュア優勝を目指す。2位で出た有村智恵(31=日本HP)が68と伸ばし、通算11アンダーで単独首位に立った。

 アマチュアの勢いが止まらない。第3ラウンド。前日の暫定2位から失速した渋沢と入れ替わるように、同じミレニアム世代の古江が優勝争いに絡んできた。この日は午前3時に起床。前日持ち越した9ホールを含め27ホールを消化するタフなラウンドとなった。「しんどさはそれほどなかった。でも途中で集中力が途切れて」。それでも14番で6メートルのパーパットを決めて「気合を入れ直した感じになった」。17番で3メートル、18番では5メートルを沈め逆転優勝を狙える絶好の位置に浮上した。

 6月の日本女子アマでは、優勝争いをしていた最終日にカートに積んでいた3Wが真っ二つに折られるアクシデントがあった。別のカートを運転していた日本ゴルフ協会幹部の不注意運転が原因だったが、71と踏ん張り5位に入った。その3週前にあったツアーのリゾートトラストでは2位に1打差の単独首位で最終日を迎えながら、70にとどまり優勝した原英莉花に2打差の3位に終わった。「いい経験ができたので、今回は強い気持ちで臨みたい。今度はいい経験で終わらせたくない」。狙うのはトップだけだ。 

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2019年8月4日のニュース