セーリング世界選手権、風吹かず初日レース不成立 吉田&吉岡組、海上で3時間待ちも…

[ 2019年8月4日 18:27 ]

セーリング470級世界選手権第1日 ( 2019年8月4日    江の島ヨットハーバー沖 )

初日のレースは中止となり、取材に応じる吉田(左)と吉岡
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 開幕し、初日は十分な風が吹かなかったためレースを行わなかった。一度は女子と男子1組が2時間遅れでスタートしたが、微風で先頭チームが規定の時間内に最初のマークに到達しなかったためレース不成立となった。

 昨年覇者の吉田愛・吉岡美帆組(ベネッセ)は優先権を持つ他艇の進路を妨害したとしてペナルティを受けて出遅れたため、吉田は「悪いところから上がっていく苦しいレースだったので、中止になったことはラッキーだった」と前向きに話した。その中で順位を着実に上げる快走を見せ「トラブルはあったけど、(順位を)上げられたのはスピードが出ているということなので明日からの自信になる」と収穫も得た。

 3時間近い海上での風待ちには「この暑さで長時間はつらいですね」と苦笑いも「海外ではもっと長い時がある」とどこ吹く風。首を冷やすなど体力温存に努めた吉岡も「いつ風が吹くか海の状況を見ながら、やれる時はいつでもやれるように気持ちを整えていました」と振り返り、同じく微風予報の5日へ「丁寧に一つ一つのレースを大事にしたい」と見据えた。

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2019年8月4日のニュース