U17関東選抜が4年ぶりV No・8佐藤中心に攻撃力で圧倒

[ 2019年8月4日 18:51 ]

全国高等学校合同チーム大会U17で4年ぶり3度目の優勝を果たした関東選抜は関東のKの文字をつくって喜びを表現
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 ラグビーの「KOBELCO CUP2019」は4日、長野県上田市の菅平高原で第15回全国高等学校合同チーム大会の決勝リーグ戦を行った。将来の日本代表入りを目指す有望選手が集まったU17は関東選抜が昨年度の花園で注目を集めたNo・8佐藤健次主将(桐蔭学園2年)の活躍などで、東海選抜を52―14、九州選抜を42―17で連破し、2015年以来、4年ぶり3度目の優勝を成し遂げた。

 20分ハーフ計40分の試合で1試合の平均得点は46点。複数の学校から選抜された合同チームながら圧倒的な攻撃力で予選から4戦全勝。その中心には主将を務めた“怪物”佐藤がいた。この日の決勝リーグでは2試合ともにチーム最初のトライを奪い、優勝を懸けた九州選抜との最終戦では試合終了間際、相手ゴール前のマイボールスクラムから「健次行け」という仲間の声に応えてダメ押しのトライ。「またおいしいところを持っていっちゃいましたね」と笑った。

 これで4月の全国高校選抜大会、7月のアシックスカップ全国高校大会7人制に続く自身全国大会3冠達成だが、頭の中にあるのは昨年度準優勝に終わった花園での桐蔭学園初の単独優勝だ。
 
 「自分は注目されてるとか思うと落ちていくタイプなのでこれからもずっとチャレンジ精神でいきます。花園までにもう一段階、二段階、上げていきたいと思ってます」

 4月のサニックスワールドユース大会では南アフリカ、ニュージーランドのチームに敗れ、フィジカルの重要性をあらためて痛感。筋力強化にさらに力を入れた。冬の花園までにどのような変身を遂げるのか、楽しみだ。

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2019年8月4日のニュース