遼、日本ツアー復興と自らの勝利「両立できはじめた」

[ 2019年7月8日 08:17 ]

男子ゴルフツアー 日本プロ選手権最終日 ( 2019年7月7日    鹿児島県 いぶすきGC=7150ヤード、パー70 )

日本プロ選手権で優勝し、トロフィーを手に笑顔の石川
Photo By 共同

 【記者フリートーク】18年から選手会長に就任。石川は米下部ツアーへの参戦を取りやめた。日本ツアーの人気復活へ、全力を注ぐ覚悟の表れだった。自ら企画を出し、ヒーローインタビューやゴルフ版地方巡業のフューチャーゴルフツアーなどを発案し実行に移した。野球からゴルフ担当になった記者は石川から「プロ野球選手とプロゴルファーの取材対応はどう違います?教えてください」と言われたこともあった。それほどツアー振興のことを考えているのかと痛感させられた出来事だった。

 石川には会長としての仕事と同時に、自らに課したノルマがある。それは「勝つこと」。人気は随一。自身が勝つことで、国内ツアーが注目を浴びることは分かっている。18年は日本シリーズJTカップでプレーオフまで進むも惜敗。オフのイベントでぽつりと「勝ってたらテレビの視聴率とか上がったのかな」と漏らした姿が印象的だった。そして手にした悲願の勝利。笑顔で言った。「やっと両立ができはじめた」(ゴルフ担当・中村 文香)

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2019年7月8日のニュース