照ノ富士 立ち合い「フワーッ」も小手投げで切り捨てる「土俵に慣れてきた」

[ 2019年7月8日 13:56 ]

大相撲名古屋場所2日目 ( 2019年7月8日    ドルフィンズアリーナ )

<大相撲名古屋場所2日目>照ノ富士は小手投げで葵(右)を破る(撮影・岩崎 哲也)
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 両膝の負傷などから復帰して3場所目の元大関で東幕下59枚目の照ノ富士(27=伊勢ケ浜部屋)が1番相撲で力強さを見せた。西幕下59枚目の葵(27=錣山部屋)に右差しを許したが、すぐに左から抱えて小手投げで切り捨てた。

 立ち合いに関しては「フワーッと立っちゃった。体が軽いと思った時はそうなる」とイメージ通りではなかったが、小手投げについては「自然と体が動いた」としっかり反応できていることを強調。「体も土俵に慣れてきているのかなと思う」と手応えを口にした。

 6月の大阪・堺市での合宿では、右から当たる立ち合いの強化に取り組み、名古屋入りしてからは「先場所までできなかった申し合いもちょっとできた」という。友綱部屋への出稽古では幕内・魁聖や出稽古に来ていた幕内・正代ら関取とも胸を合わせ「ちょっと自信になった気がする」と復調気配であることを感じ取っている。

 土俵での稽古だけでなく、「ちょっとずつ戻そうと思って」とジムでのトレーニングも継続している。「ジムで鍛え直して筋肉をつけた後、筋肉が相撲になれていくようにやっている」と鍛錬を惜しまない。

 復帰場所が序二段、先場所は三段目で、徐々に対戦相手のレベルが上がってきている。「そこらへんはちょっと意識しながら、今までやってきたことや、汗を流してきた結果を出せればと思う」。関取復帰を目指し、元大関の挑戦は続いていく。

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2019年7月8日のニュース