【倉本昌弘の目】遼の“圧力”勝負分けた池ポチャ

[ 2019年7月8日 08:35 ]

男子ゴルフツアー 日本プロ選手権最終日 ( 2019年7月7日    鹿児島県 いぶすきGC=7150ヤード、パー70 )

優勝し、トロフィーを手に喜びを爆発させる石川
Photo By 共同

 石川は本当に凄いものを持っている。3ラウンド目は連続ダブルボギーと崩れ、スイングを見てもこれはヤバいなと思わせた。ところが、最終ラウンドに向かう、わずか40分の間に見事に立て直した。予選ラウンドで彼と一緒に回った時はフック一辺倒のショットだった。第2ラウンドは1Wは安定していたが、アイアンを少しひねりすぎている印象を受けた。3ラウンド目は1Wもアイアンもその意識が強く出過ぎていたようだ。

 勝負のポイントは黄重坤の17番パー3の第1打。あの場面、黄重坤がグリーンに乗せることを最優先していれば勝っていたはず。でも、迫ってくる石川の足音に冷静さを失った。距離を合わせて打ったものの、少し短かった。ボールはグリーンの傾斜で戻り手前の池に落ちてしまった。あと10センチ先に落ちていれば結果は違っていただろう。17番グリーンは昨年改造したばかりで、グリーンエッジの芝も傾斜面の芝も勝負を演出するためにちょうど刈り込んでいた。そのワナにはまってしまったのだが、そうさせたのは石川の圧力だった。(日本プロゴルフ協会会長)

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