桐生、サニブラウンに完敗も小池に雪辱2位 代表有力「後半の伸びを練習したい」

[ 2019年6月29日 05:30 ]

陸上日本選手権第2日   男子100メートル ( 2019年6月28日    博多の森陸上競技場 )

男子100メートル決勝、小池(左)、桐生(同2人目)らを振り切り1位でゴールするサニブラウン(撮影・会津 智海)
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 2位は、日本人初の9秒台を出した桐生のせめてもの意地だ。得意の中盤で加速するはずが、サニブラウンに先に出られる苦しい展開。しかし、食らいついた。最後は必死さが伝わる、バタつくようなフィニッシュ。小池の追撃をかわした。

 「このメンバーで表彰台に立てた。ムスッとした顔は、応援をしてくれた人に失礼。悔しいけど、笑顔にならないといけない」

 敗戦を受け入れた。27日の準決勝は、同じ95年生まれの小池に完敗して2着。途中で力を抜いたとはいえ、全体5番目(10秒22)という低調さだった。しかし、引きずらなかった。昨夜は「すぐに寝た」。一夜明けて、「きのうああいう練習をして、きょうが一発目の試合という風に考えた」と気分を一新し、ファイナルに臨んだ。

 10秒0台が1度もなかった18年。ある日、後藤勤トレーナーに尋ねた。「9秒台の時ってどうでした?」。17年の当時の体脂肪は8・8%。好不調を表す指標は、昨年、桐生にとっては“危険ゾーン”の10%に突入することもあった。オフから食生活を見直した。今季は常に8%台をキープ。同じ70キロでも昨年とは筋肉が違う。4月のアジア選手権を制するなど、好調の要因になっていた。

 サニブラウンとの“9秒台対決”に敗れたものの、前を向く。「ハキーム選手は世界に一番近い選手。そこに負けないように、後半の伸びを練習したい」。今秋の世界選手権の参加標準記録を切っているため、代表は有力。世界で悔しさを晴らす。

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