森新会長 感極まった様子で決意表明「みんなが私についてきてくれるよう、日々精進」

[ 2019年6月29日 17:54 ]

就任会見でがっちり握手を交わす森重隆新会長(左)と岩渕健輔新専務理事
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 日本ラグビー協会の新会長に就任した森重隆氏(67)が29日、都内で就任会見を開いた。「これから日本のラグビーを引っ張っていく覚悟でおります」など昨晩考えたというあいさつ文を読み上げ、「数十年後に、また日本でのW杯で日本代表がニュージーランドほか世界の強豪国と優勝を競ってほしい」と今年9月から日本で初めて開催されるW杯を将来的に再び招致したい構想を口にした。

 また、新たに専務理事に就任した岩渕健輔氏(43)は「ラグビー協会そのものが他のユニオン(協会)に勝てるようにならないと。ユニオンが世界一にならないと代表も世界一になれないと思っている」と組織改革への決意をにじませた。

 「みんなが私についてきてくれるよう、日々精進していくつもり」と感極まった様子で決意表明した森会長は就任の経緯について、70歳定年前の副会長が自身しかいなかったと説明。岩渕氏を専務理事、前ヤマハ発動機監督の清宮克幸氏(51)を副会長に抜てきするなどの人事に関しては「とにかく若返って改善をスピードアップさせたい。ガバナンスもきちっとしていなかったから、専門家に(理事に)入ってもらった」と話した。自身は福岡から東京に拠点を移して日本協会に常勤する方針も示し、W杯再招致の理由については「今、2歳の子どもにとってW杯はもう(日本に)来ない。そりゃあんまりだろうと。50年ぐらいかかるかもしれないが、そういう目標を持ってやろうと。(今年のW杯のスローガンである)“一生に1度”はないだろう」と語った。

 森会長は月1回の理事会を2週に一度に増やすなど組織の意思決定のスピードアップや、日本代表が定期的に強化試合を組む必要性なども訴えたが、トップリーグの改革については「清宮が考えてくると思う。10回はあって話した」と、この日は所用で理事会を欠席した清宮副会長に“丸投げ”。また、薫田真広強化委員長(52)が理事から外れたことを受け、強化委員長について質問が出ると「これから決めたい。月曜日(7月1日)に(日本代表が合宿中の)宮崎に行く。その時にエディーさんも含めて、エディーさん、あ、失礼、ジェイミー(・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ)と藤井(雄一郎強化副委員長)もいるので、誰がいいか現場の声を聞きたい」と、エディー・ジョーンズ前日本代表ヘッドコーチ(現イングランド代表監督)とジョセフ現ヘッドコーチを言い間違える場面もあった。W杯直前に強化委員長の“更迭”を示唆するコメントについて問われると「薫田は12月まで職員として協会に残ると聞いている」と答え、「理事から外れた薫田氏は(強化委員長から)代えるということか」との問いにも「戻ることはないです」とキッパリ。会見後に協会の広報担当者が「理事として戻ることはないということ」と“訂正”を強調するなど、ドタバタぶりも目立つ就任会見となった。

 なお、トヨタ自動車の選手2人がコカイン所持容疑で相次いで逮捕された問題に関しては、森会長は「まだ(新理事会では)話していない。(ラグビーの)根幹にかかわる問題なので、どうしたらいいかこれから考えたい」と話すにとどめ、広報が「これから間違いなく取り組んでいく。改めてこちらから方針、方策を案内したい」とフォローした。

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