高谷惣亮 3年連続6度目の優勝 全日本と合わせて2冠で世界選手権切符

[ 2019年6月14日 20:22 ]

レスリング全日本選抜選手権第2日 ( 2019年6月14日    東京・駒沢体育館 )

 男子フリースタイル86キロ級は2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪74キロ級代表の高谷惣亮(30=ALSOK)が3年連続(17年は74キロ級、18年は79キロ級)6度目の優勝を飾った。決勝では昨年12月の全日本選手権で辛勝した松坂誠應(24=自衛隊体育学校)に8―0で圧勝。全日本と合わせて2冠に輝き、東京五輪出場が懸かる9月の世界選手権(カザフスタン)代表を決めた。

 高谷は優勝を決めると「新ALSOK体操」のポーズを決め、さらに日向坂46のヒット曲「キュン」の振り付けまで披露。「汗もしたたるいい男ってね…余計ですね」とご機嫌でインタビューエリアに姿を見せた。決勝では開始早々、2段モーションで低いタックルに入るなど終始ペースを握り、相手には足に一度も触らせない完勝。前回苦戦した相手に「しっかり勝ちきれたのは進歩と思う。出来は90点。残り10点は伸びしろですね」と口も滑らかだった。86キロ級に上げて減量から解放され、「自分のレスリングと真摯(しんし)に向き合える。前向きな気持ちで戦える」と効果を説明した。

 86キロ級では74キロ級よりも相手のスピードが落ちる分、動きがはっきり見え、カウンターも仕掛けやすいという。「もう1人の自分の目からひもが出ていて、それにつられて体が動く」と独特の表現で説明し、「86キロ級の戦い方が分かってきた」と分厚い胸を張った。5位以内でその階級の東京五輪出場枠獲得、メダル獲得で五輪代表に決まる世界選手権へ向け「ロンドン、リオとアジア予選で権利を取って代表になったけど、今回は世界選手権で取って五輪に出たい」と意気込んだ。

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