角雅人 同門対決制し2連覇で世界選手権代表決定 男子グレコ87キロ級

[ 2019年6月14日 19:03 ]

レスリング全日本選抜選手権第2日 ( 2019年6月14日    東京・駒沢体育館 )

 男子グレコローマンスタイル87キロ級は昨年の全日本選手権覇者の角雅人=すみ・まさと=(87=自衛隊体育学校)が2連覇を飾り、世界選手権(9月、カザフスタン)代表を決めた。

 決勝は全日本と同じく鶴田峻大(23=同)との同門対決。第1ピリオドにグラウンドでローリングを2回決め5―0とリードしたが、第2ピリオドは逆にグラウンドで回されて失点。5―3で何とか逃げ切った。「ホッとしました。攻めでは満点。ディフェンスは0点。全体では間を取って30点ぐらい」。真面目な顔で話す角に報道陣から笑いが起きたが、本人は「自分は堅実なスタイルで3―0、2―0、2―1で勝つ。失点している時点で0点」と自衛官らしく説明した。

 世界選手権では5位以内に与えられる同階級での東京五輪出場枠確保を目標とするが、「5位と言わずに3位以内に入って、一発で東京五輪(出場を)決めたい」と意欲を口にした。似ている人を問われて「ポジティブに言えば山田晋太郎、個人的な好みは小島よしおです」と話した三等陸曹は「日本では圧倒的に勝たないといけないのに、辛勝ではまだまだ。課題はいっぱいある。特にグラウンドのディフェンスです」と精進を誓った。

続きを表示

2019年6月14日のニュース