“二刀流”歩夢、スケボー準々決勝へ 手堅く予選通過

[ 2019年6月14日 05:30 ]

スケートボード デュー・ツアー ( 2019年6月12日    米カリフォルニア州ロングビーチ )

平野歩夢
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 12日に各種目予選が行われ、男子のパークは夏冬両五輪出場を目指す平野歩夢(木下グループ)が11位で突破し、14日の準々決勝に進んだ。ストリートは昨年のジャカルタ・アジア大会を制した池慧野巨(iS OLLiES)が1位、白井空良(ムラサキスポーツ)が3位、青木勇貴斗(F2O skatepark)が8位、瀬尻稜が10位で通過した。女子のパークは準々決勝まで行われ、手塚まみが8位、予選を勝ち上がった菅原芽依が12位で準決勝進出。ストリート予選は藤沢虹々可(ACT SB)が1位、中山楓奈(ムラサキスポーツ)が2位、西矢椛(ハスコ)が5位で勝ち上がった。

 スノーボードとの二刀流で、夏冬両五輪出場を狙う平野歩は、手堅い演技構成で予選を通過した。予選は3人同時に滑る形式。これまでの国内大会とは勝手が違い、ミスが目立ったが、目を引く高さを誇るエアでは、スケートボードの本場で目の肥えた観衆のどよめきを誘った。ただ、予選11位では準々決勝突破は楽観視できない。平野歩本人も「課題」と話してきたように、得意の空中技だけでなく「コーピング」と呼ばれるコース上部の縁を使った技でさらに得点を稼ぐ必要がありそうだ。

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2019年6月14日のニュース