ウッズが訴えられる レストラン経営者としての監督責任 スタッフの交通事故死が原因

[ 2019年5月14日 15:09 ]

訴えられたタイガー・ウッズ(AP)
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 今季のマスターズで11年ぶりのメジャー制覇を果たしたタイガー・ウッズ(43=米国)が全米プロの開幕直前に訴えられた。

 スポーツ専門局のESPNなどによれば、騒動の発端は昨年12月10日に起こった交通事故。フロリダ州ジュピターでウッズが経営しているレストラン(The Woods)でバーテンダーとして働いていたニコラス・イメスバーガーさん(享年24)が交通事故で死亡し、その両親がウッズとその恋人でレストランの支配人でもあるエリカ・ハーマンさんらの監督責任を追及して訴訟を起こした。

 イメスバーガーさんは飲酒運転で衝突事故を引き起こし、その時の血中アルコール濃度は基準値の3倍以上。訴状によればイメスバーガーさんはアルコール依存症で、その事実を知りながらレストラン側は仕事を終えたあとに酒を提供。ウッズとハーマンさんは事故の数日前に一緒にバーで同席していたとされている。またセレブ系サイトのTMZは「ハーマンさんに雇われたイメスバーガーさんは、泥酔するまで酒を提供された後、自分の車に乗せられた」と報じている。

 ウッズは先日、ホワイトハウスで大統領自由勲章を授与されたばかりで、ニューヨーク州ファーミングデールで16日に開幕する全米プロにメジャー連覇を狙って出場。イメスバーガーさんの両親はウッズに対して「従業員や経営者を指導する直接の責任があった」と訴え、損害賠償を求めている。

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2019年5月14日のニュース