栃ノ心 大関復帰へ盤石の連勝 八角理事長「普通にやれば2桁勝てる」

[ 2019年5月14日 05:30 ]

大相撲夏場所2日目 ( 2019年5月13日    両国国技館 )

大栄翔(左)を激しく攻め立てる栃ノ心(撮影・西川祐介)
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 大関から陥落した関脇・栃ノ心が復帰へ視界良好の連勝発進を決めた。大栄翔戦は初日・千代大龍戦に続くつりからの勝利。今場所10勝すれば大関に復帰できる特例を目指す31歳に八角理事長(元横綱・北勝海)が太鼓判を押した。

 連日飛び出した大技に、心身の躍動感があふれ出た。突き押し相撲の大栄翔をかち上げる。突き合って右四つに組み止めて胸も合わす。仕上げは初日の千代大龍戦でも出たつりで、土俵外へ放り出すようにつり出した。攻めの起点にしたのは大関陥落の一因ともなった右足だった。

 「悪くない。帰ってご飯をおいしく食べられます」

 昨年初場所で初優勝し、夏場所後に大関昇進したが、以降はケガによる不振に苦しんだ。新大関の名古屋場所で右足親指、今年初場所は右太腿を負傷。在位5場所での陥落は年6場所制になった1958年以降、74年の大受と並ぶ最短記録だった。

 もちろん望みはある。2場所連続負け越して関脇に陥落しても直後の場所で2桁勝てば復帰できる。この特例ができた1969年以降、大関からの陥落は栃ノ心で19人、21回目。ただ、実際に復帰できたのはわずか5度で直近が05年初場所の栃東。以降5人は連続で復帰できなかった。

 あと8勝の展望について、八角理事長は「とにかく踏み込むこと。普通にやってれば(2桁)勝てるだけの力はある」と期待した。この日の朝稽古。193キロの碧山らと稽古した。「熊みたいな手で、体が痛くなる。つらいね」と苦笑いするほど、熱がこもった内容だったが、低く上体が起きない当たりを意識した効果が本番で表れた。

 「変な気持ちがないからこのまま行きたいね」と平常心を強調した栃ノ心。10勝への意識を聞かれても、「一日一番が目標です」と不敵に笑った。 (筒崎 嘉一)

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