NFLドラフトがスタート カージナルスがハイズマン賞受賞のQBマーリーを全体トップで指名

[ 2019年4月26日 10:02 ]

NFLドラフトで全体トップ指名を受けたオクラホマ大のQBマーリー(AP)
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 NFLドラフトが25日に始まり、カージナルスがオクラホマ大のQBで昨季に年間最優秀選手に贈られるハイズマン賞を受賞したカイラー・マーリー(21)を全体トップで指名した。

 マーリーは唯一の先発シーズンとなった昨季(14試合)、パスで4361ヤード(42TD)、ランで1001ヤード(12TD)を獲得。オクラホマ大を12勝2敗の好成績に導いた。

 野球チームの外野手としても活躍。打率・296、10本塁打、10盗塁という成績を残し、大リーグのドラフトでもアスレチックスに1巡目の全体9番目に指名され、ア軍と契約を交わして今春のキャンプに参加する予定だった。大リーグとNFLのドラフトの両方で1巡目で指名されたのは史上初めて。マーリーはハイズマン賞を受賞したことで、野球は断念してNFLを選択していた。ただし1メートル78、88キロとNFLのQBとしては小柄なサイズをNFLの各チームがどう判断するかが注目されていた。

 ハイズマン受賞者のトップ指名は、マーリーと同じくオクラホマ大のQBとして同賞を獲得したベイカー・メイフィールド(24=現ブラウンズ)に続いて2年連続。通算では21人目となった。

 全体2番目には49ersがオハイオ州立大のディフェンス・エンド(DE)、ニック・ボサ(21=1メートル93、119キロ)を指名。ボサの兄ジョーイ(23)もオハイオ州立大出身のDEで、2016年のドラフト全体3番目でチャージャーズに指名されていたが、今回のドラフト候補選手の総合評価でトップだった弟は、兄よりもひとつ早い指名順で名前をコールされた。

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