張本がっくり 男子単8強ならず 格下に足すくわれた…

[ 2019年4月26日 05:30 ]

卓球 世界選手権個人戦第5日 ( 2019年4月25日    ハンガリー・ブタペスト )

安宰賢に敗れ、しゃがみ込む張本(撮影・吉田 剛)
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 男子シングルス4回戦で張本智和(15=木下グループ)は、ジュニア時代からの天敵、安宰賢(アンジェヒョン、19=韓国)に2―4で敗れ、2大会連続の8強入りはならなかった。世界8位の丹羽孝希(24=スヴェンソン)は2大会連続で準々決勝進出。24日の混合ダブルス準々決勝で石川佳純(26=全農)吉村真晴(25=名古屋ダイハツ)組が勝ち、銅メダル以上を確定させた。

 数々の番狂わせを演じてきた張本が、逆の立場になった。韓国の安宰賢のサーブを読み切れない。第6ゲームの9―9。得意のチキータ(バックハンドの攻撃的レシーブ)でサーブを返したが、台を越えた。同じミスが何度もあり、武器が機能しないまま4回戦で姿を消した。

 「特別に緊張してしまった。理由は分からないけど、最後まで嫌な感じでした」

 世界ランクは張本の4位に対し157位。数字上は格下だが、相性は悪かった。ジュニア時代は1勝4敗と天敵級。苦手意識に加え、3回戦で2戦2敗だったフレイタス(ポルトガル)に勝ち「気持ちが楽になって、少し影響したかもしれない」と精神面を嘆いた。

 4月2日、卓球界のエースは楽天生命パーク宮城のマウンドにいた。地元球団、楽天の本拠地開幕戦で始球式を務めた。いくつかの記念品の中から、グラブだけを神奈川県川崎市の自宅に持って帰った。「世界の頂点へ」の刺しゅうが入っていたからだった。

 右手薬指の腱しょう炎を抱えながら、その言葉の実現を目指した。同じブロックの中国選手が敗れる波乱があり、チャンスはあった。敗戦後は現実を受け入れられず、数十秒もうずくまって動けなかった。「何も考えられなかった。ただ信じられない気持ち」

 前日24日にダブルス3回戦で敗れ、2度目の世界選手権個人戦は幕を閉じた。来年に迫った東京五輪へ。敗戦を糧にして強くなるしかない。

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