アクサ・レディースで河本結がツアー初優勝…国内ゴルフツアーを席巻するギアが注目に

[ 2019年4月26日 05:30 ]

アクサレディースを制した河本結
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 国内ゴルフツアーに“キャロウェイ旋風”が巻き起こっている。女子ツアーでは1W、フェアウエーウッド(FW)部門で開幕から7戦連続使用率NO・1を獲得し、先日国内開幕戦となる東建ホームメイト・カップが行われた男子ツアーでも1W部門で使用率トップとなった(ダレル・サーベイ調べ)。

 “黄金世代”の河本結(20=エリエール)は3月のアクサ・レディースで、大会記録を1打更新する通算15アンダーで2位に5打差をつけてツアー初優勝。躍進の立役者はキャロウェイの1W「エピック フラッシュ サブ ゼロ」だろう。ここまで7試合に出場し、2位となる72のバーディーを記録。フェアウエーキープ率とドライビングディスタンスの順位を合計で算出するトータルドライビングで7位をマークする安定したティーショットがスコアメークに大きく貢献している。

 3月のTポイント×ENEOSで2年ぶりの優勝を果たした上田桃子(32=かんぽ生命)も同社のクラブを愛用。トータルドライビングで10位につけ、バーディー数も3位の67と、さらなる活躍に期待がかかる。

 今年2月に発売された新兵器は、フェース裏面にAIが導き出した独特の凹凸を持つ「フラッシュ フェース」が特長。石川遼(27=CASIO)は「飛距離も出て安定した飛び。球筋も強い。フェース(の裏面)を見た時は驚いたが、パフォーマンスは非常に高い。音もいい」と絶賛した。国内開幕戦は腰痛で欠場したが、11日まで行われたツアー外競技の千葉オープンでは連覇を達成。新たな相棒とともに3年ぶりのツアーVを目指す。

 東建ホームメイト・カップを制したブレンダン・ジョーンズ(44=オーストラリア)も同モデルを使用。「非常にまっすぐ飛んでくれる。飛距離もさることながら正確性が上がったように思える」と信頼を置いている。

 契約フリーのプロもこぞって使用するギアが、「令和」元年を迎える国内ツアーを力強くけん引していく。

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