国際大会復帰の伊調馨、当日計量パス コーチからの「宿題」増に苦笑も「こなしたい」 

[ 2019年4月26日 12:04 ]

当日計量を待つ伊調(左)と似たルックスの栄寧寧(撮影・中出健太郎)
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 レスリングのアジア選手権で2年8カ月ぶりに国際大会に復帰する女子57キロ級の伊調馨(34=ALSOK)が26日、中国・西安市内のホテルで行われた当日計量をパスした。

 決勝で対戦する可能性がある昨年の世界選手権女王・栄寧寧(ロン・ニンニン、21=中国)の次に体重計に上がり、リミットよりもアンダーでクリア。「順調に体重も減って体の調子もいい。最後のアップでしっかり確認して、自分が納得できるような試合展開、宿題をこなしたい」と抱負を述べた。

 国際大会での当日計量は初めてだったが、「(宿泊している)ホテルだったのでやりやすかった」という。今回は帯同していない田南部コーチとは現地入り後も連絡を取り、「(出発前に与えられた)宿題が増えていってる」と苦笑いしたが、「自分が強くなるという話なので、プラスに捉えて1つ1つクリアしていければ。勝負は(6月の全日本)選抜、(9月の)世界選手権なので、ステップアップして課題をたくさん見つけられたら」と話した。

 初戦の2回戦で韓国人選手と対戦するが、準決勝は昨年のアジア大会覇者チョン・ミョンスク(北朝鮮)戦が有力。それでも「アジア大会で優勝した選手とやれるのはうれしい」と話し、栄寧寧と2014年世界選手権60キロ級のスヘー(モンゴル)が初戦の2回戦で当たる組み合わせも「その戦いが見たかったので、初戦で見られるのはうれしい」と歓迎した。

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2019年4月26日のニュース